~ リンパってどういうもの? ~
Q,最近、あちこちでリンパリンパって聞くけれど、それはなぜ?
A,「簡単で・安全で・誰にでも」でき、しかも効果が期待できるからです。
リンパを流すと疲れやだるさやむくみが取れ、病気にかかりにくい身体になるばかりでなく、心身のリラックス効果もあります。
こんなに素敵な効果があるのに、方法は至って簡単・・・日常にちょっと意識して身体を動かしたり、仕事の合間や家事の合間に足や肩を軽くさするだけでリンパの流れを促すことができるのです。
ぜひ、リンパの流れを促して「元気に・若々しく」毎日を過ごしましょう!!!
Q,リンパってどんなもの?
A,リンパは血液の分身(体液)で、血液から赤血球と血小板を除いた成分でできています。つまり、成分はほとんど血液と同じ・・・つまり、血液の兄弟のようなもの・・・
赤血球がないリンパ液は透明かやや黄色味をおびた少しねばねばした液体です。怪我をした時に傷口からにじみ出て来る透明な液がリンパ液。火傷の水膨れ、こぶの中身、靴ズレの水膨れなどもリンパ液です。
※ 私たちの身体には、「骨格系」「筋系」「呼吸器系」「血管系」「内分泌系」のほか、「リンパ系」があります。
「リンパ系」は、「リンパ液」・「リンパ管」・「リンパ節」等で成り立っています。
Q,リンパってどんな役目をしているの?
A,1、【身体のお掃除(不要物の処理)】
「リンパ液」は、生命活動で身体に生じた不要物を「リンパ管」を通じてリンパ管のところどころ
にある「リンパ節」へと運びます。
「リンパ節」はこうした不要物をろ過してきれいにする働きを担っています。
リンパ節で濾過された不要物は、リンパ球たちが食べて処理してくれます。
いくつものリンパ節を経て、きれいになったリンパ液は身体の中心へ向かって流れていき、最終的には鎖骨下
静脈に流れ込んで、血液と合流します。
2、【外敵の身体への侵入を食い止め、撃退する】
「リンパ節」は身体に侵入する外敵(ウィルス等や異物等)を捉えて処理する「関所の役目」を
担っています。
※ 身体に外敵が侵入すると・・・「リンパ節」でリンパ球たちが外敵との闘いを繰り広げます。
風邪を引いた時など、脇の下や首のところが腫れてグリグリができたことがあるでしょう?
・・・それはリンパ球が外敵と闘っている為なんです。
3、【さらに・・・】
心身がリラックスモードに傾き、私たちの身体が本来持っている自己治癒力もアップ・・・
★ リンパがスムーズに流れると、
⇒ リンパ球も増え、心身もリラックスモードに傾く。
⇒ 私たちの身体が本来持つ自己治癒力がアップする。
Q,リンパの流れが滞るとどうなるの?
A,老廃物が溜まって筋肉が硬くなり、血行も悪くなります。
結果として、むくみやだるさ、こりや痛みなどの症状を引き起こしたり、病気にかかりやすくなるな ど、さまざまな不調を引き起こす要因となっていきます。
Q,どうすればリンパは流れるの?
A,リンパを流すには、『リンパ体操』や『リンパ節に向かうってさするマッサージ』が効果的です。
『ちょっと意識して身体を動かす・なるべく冷やさない』などを心がけることでもリンパは流れや
すくなります。
※ リンパ系は、血管系のようなポンプ機能(心臓)を持たない為、主として筋肉の動きによって流れ
ています。⇒⇒ その為、筋肉量の少ない方(女性やご高齢の方)や、日常生活で余り身体を動か
さない方では、リンパが滞りやすくなる傾向があります。